違う

先日、友人Sと、彼女の元彼Nさんとその友達Yさんと、飲み会をした。
2対2の、ちょっとした合コンじゃないけど、ちょっとおめかしして行ったわけです。
それで、友人が私を紹介するときに、
「いつも冷静で、落ち着いてて、文句一切言わないし、ちょー大人だ。」
みたいなことを言ってくれたわけです。
そしたら、Yさんに、若いのにしっかりしてるねーなんて言われちゃって。
でもね、別にしっかりなんてしてないんですよ実際。
ぐっとこらえて文句言わないんじゃなくて、単に不満が浮かばないんです。大人なわけじゃない。
すぐに自分の思ったことを口にする友人Sと私は確かに正反対。
Sは私のことを偉いと言う。文句を言わない、大人だと言う。
でも私は、自分よりも、すぐに自分の思ったことを口に出来るSが羨ましい。
不満を持ったり、文句たれたりするのは、自分の中に芯があるからじゃないか?
自分の信念があるから、そうやって反するものに意見を述べられるのではないか?
私には芯がない。ふにゃふにゃなのだ。だから、不満も、疑問も浮かばない。
すべてあるものを受け入れてしまう。何の疑問も持たずに。
流されて生きているんだよ?全然大人なんかじゃない。かっこよくない。偉くない。
違う。
私はそんなに出来た人間ではない。


好きなタイプの話になったとき、Yさんは「嫌われるから言わないで我慢するんじゃなくて、ちゃんと言いたいこと言って、ケンカできる子」というようなことを言っていた。
なーんだよ、それってさっきSが紹介した私とは正反対のタイプじゃないかよー。
私の印象、悪くないか?
なんかシャクだ。
私は周りに嫌われたくないから、我慢して文句を言わないわけじゃない。
周りの顔色ばっかり伺って生きてるわけじゃない。
違う。
誰も本当の私なんて知らないんだ。